汗馬之労

現役公演HISTORICAを6月22日(土)に上演します。が、まだまだお芝居としての完成度は限りなくゼロに近いです。何しろ、新人の多くがセリフを覚えていない、基本的な殺陣の姿勢が出来ていない、というありさま。だからどうしても、セリフを覚える意味でも、新人が出演するシーンを繰り返して稽古する。すると通し稽古の時間が無くなっていくのです。ボク自身の通常業務も甚だ忙しく、彼らのお芝居に関われる時間も少ない中、効率的に稽古をするためには、彼ら自身が自らセリフの稽古をしたり、殺陣を考えたり、ベテランが後輩を指導したり、といった『能動的』な動きがないと『先に進めない』のです。ベテランや中堅がもっとリーダーシップを持って後輩を引っ張って欲しいものです。本日はようやくまともに殺陣のシーンを作り始めることが出来ました。まず、肝心な時にいない人は、ダメ。それはもう運が悪いというかなんというか、『ここにいない』というだけで役割を外されることもある、ということを肝に銘じておいて欲しいです。稽古場に『いない』人は、板の上に乗せられない、のです。ようやく1つのシーンの殺陣の、3分の1程度が完成しました。今のベテランは正直あまり殺陣が旨くないので、お客さまにそれがバレないように見せるのも、ある意味殺陣師の役割。ボクもないアタマを使って、一生懸命考えますが、君らも何かいいアイデアがあれば、ドンドン出してきてね、ということをお伝えしたいです。本番まであと3週間。ベテランにとっては最後の公演。自分の芝居だけが旨くできても、全体としてのバランスが悪かったら、観る側からすると感動が薄くなるもの。後輩への指導をもっと徹底すべし。それもこれも最終的には自分のため、なのです。まだまだ足りん!
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