新型コロナウイルス感染症によるエンタメ業界に対する打撃は深刻です。我々舞台者にとっても、次々と公演中止が相次いて、正直、こころが折れそうになったこともありました。営利を目的としていない我々のような劇団や、高校の演劇部でさえ、稽古すらままならない状況。いつ終わるかも分からない公演自粛。しかし、出来ることをやれる範囲でやるしかないのです。劇団稽古は10月ごろから開始の予定です。第3波が気になるところですが、感染防止対策を講じて稽古に入りたいと思います。さて、今日と明日は現役たちの夏公演。ちゃんとしたホールで行う久しぶりの公演です。新人にとっては初舞台。通常は6月の芸術祭公演が初舞台になるハズですが、今年はコロナウイルスの関係で彼らが板を踏むことはありませんでした。ですから、いきなりの大舞台で大丈夫なのか、正直心配です。ですが、この公演で役者として、スタッフとして1つ階段を上って欲しいと思います。今回の公演に向けて、広島県の感染状況に注意しつつ。マスク着用での稽古、アルコール消毒・検温を続けてきました。これがアフターコロナの日常であることは分かってはいるのですが、ビフォアコロナの世界がいかに自由であったか思い知らされます。今は、『声を出す』行為には慎重にならざるを得ません。そうやって約1カ月半稽古してきた成果を、お客様にご覧いただきたいと思います。旨くコロナと付き合いながら、演劇活動をどうやって続けていくことが出来るのか、模索の日々が続きます。とりあえずは、誰も発熱や風邪症状が発症せずに本番を迎えられそうな、今に感謝。本日午後6時からいよいよ本番です。たくさんの皆様のご来場を、万全のコロナ対策を講じた上でお待ちしております!!
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