幻影演劇

 現役の地区大会が迫っています。台本は書けたものの、面白いか面白くないかもよくわからない感じ。今まで10本くらい台本を書いてきたのですが(少な!)、史上一番面白い実感がない台本なのです。いや、今まで書いてきた本も、そんなに面白い奴はないんですけど(笑)。個人的には初期に書いた、原爆投下までの米ソのスパイ戦を描いた「少年、降臨ス。」と、最近の作品なら白村江の戦いを描いた「HISTORICA」がお気に入りです。というわけで、ホントに今作「戦国喫茶店(せんごくきっちゃてん)」は、ボクもよくわからない作品になっているのです。もともとこの「戦国喫茶店」、拙作「ONE HOUR」の中で、とある演劇部が上演しようとするお芝居の設定で作った、出鱈目な話でした。のちに、手塚治虫先生のスターシステムっぽい感じで、いろんな作品の中で言及はするけど、実際には上演されたことがない作品、があったらおもしろいなということでたびたび登場させました。でも実際には本編を誰も観たことがないと(笑)。で、いろんな作品で言及しているうちに、何となくこれで1本書けそうな気がしてきたのです。あくまでも「気が」してきただけですけど。で、今年は本業の業務が異常に忙しいので「書けないかな?」と思っていたのですが、何か、うん、書けてしまったのです。でも、相当な難産で。しかし8月公演を約3週間で作り上げた現役諸君なので(笑)、2週間でも行けるかな?なんて。かなりの遅筆。ボク史上最遅(さいおそ)です。あとはもう、現役の皆さんで頑張ってくださ~い。地区大会まで、あと14日。


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