寸鉄殺人

6月24日の現役公演に向けて稽古が佳境に入りつつあります。しかしまだまだ若く未熟な彼らのお芝居は、大人の鑑賞に堪え得るモノではありません。ようやくセリフを覚えた者、自分がどう動いているのか分かっていない者、声が小さい者、滑舌が悪い者、など色々と改善しなければならない役者がほとんどです。ようやくセリフがスラスラ出てくる段階になりましたので、あれこれと演出を付けていくわけですが、こっちの要求するレベルには中々到達してくれないモノです。一番タチが悪いのが、『出来てる』と勘違いしてる役者です。そもそも何をもって、できていると思えるのかが疑問です。上を見ればキリがないハズです。お客に自分のセリフが伝わっているのか?自分が表現しようとしていることが相手に伝わっているのか?そんな基本的なことも考えず芝居しているのです。ようやく自分のダメさに気が付き、本気で何とかしようと思った時にはすでに3年目・・・もっと真剣にお芝居をやってくれば良かった・・・というのは良くあるパターン。もう20年近く同じような人間を見てきました。正直、もったいないです。でも人間は自分で経験しないと分からないこともあります。お話としては理解できても、その話を自分に置き換えて理解することは中々どうして難しい。アタマが悪ければなおさらです。そこを何とかするのが、ボクの役割です。ゆえに、傷つくようなことも言わなければならないこともあります。芝居は、お客からどう見えるか、それだけしかないのですから。ヘタクソな、カッコ悪いお芝居をお見せするわけにはいかないのです。あと1週間とちょっと。ここが踏ん張りどころです。精神的にも肉体的にも傷つきながら、がんばれ。
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