一竿風月

昨日に引き続き山口市湯田温泉。ホテルをチェックアウトして、向かうは妻が行きたいと言っていた中原中也記念館。あの国語の教科書に載ってる人。恥ずかしながら『汚れちまった悲しみに・・・』というフレーズしか知らないボクでしたが、劇団リリパットアーミーの代表作の1つ『ベイビーさん』の中で出てるくセリフが、まんま中原中也の『サーカス』から引用されていて、いつか『ベイビーさん』を上演したいと思っているボクにちょっとした衝撃を与えました。モノを知らんというのは、恥ずかしい・・・。で、この記念館で中原中也の詩を集めた手のひらサイズの本(豆本)のガチャガチャが記念館の入り口のところにあって、5種類の豆本がランダムに出てくると。1回200円。よし!ということで3回ガチャガチャを回すのだけれど、3回とも詩集『在りし日の歌』。で落胆している私に、妻が『受付で5点セットの豆本売ってるよ』と。もっと、早く教えてくれよセニョーラ。迷わず5点セット1500円を購入しました!(こっちの方が高いよ)さて、その後は井上馨邸宅跡に作られた井上公園(七卿都落ちで有名な七卿の碑がある)を訪問、温泉地だけに足湯が設置されているのだけれど、これが本気の熱湯コマーシャルレベルの熱さ。ヤバイ。そのほかはもう、本当に、もう、ただの公園過ぎて、何もすることがない(笑)。で、湯田温泉を後にした我々は一路秋吉台へ。展望台からの秋吉台の眺めはグランドキャニオンほどではないけれど、圧巻でした。その後は展望台の横にある売店で、お土産を物色。次男は秋吉台とは何の関係もない、ヤンキーが持ってるようなドラゴンのキーホルダーを買ってました(笑)。さらに、売店の近くで、お手頃な石灰岩っぽい石をたくさん拾いました。その後は、サファリパークへ。4人で約1万円近くかかりましたが、ちょっとしたジュラシックパーク感(車ごとパークに入っていくときの、ゲートが自動で開く感じとか)を楽しんだり、アフリカゾウやライオンの群れがかなり車窓に近くてびっくりしたり、それなりに面白かったです。ダチョウが至近距離でガン見してくる感じも良かったです。長男に一番印象に残った動物を聞いたら、まさかの『水牛』。何でだ?で、昼食は湯田温泉まで戻って、くら寿司でお寿司を。その後、山陽道にのり、家族会議。議題は『錦帯橋に行くか行かないか』問題。ボクは中学生の時に行ったことがあるハズなのですが、妻や子供たちは行った事がないと。しかしすでに午後4時過ぎ。岩国に寄り道してると帰宅がかなり遅くなる・・・。しかし、考えてみたら岩国なんて多分一生行くことないだろう(失礼)という結論になり、午後6時前に錦帯橋へ。岩国藩といえば、『俺たちは志士じゃない』の舞台は岩国藩の京都藩邸。錦帯橋は岩国城の下を流れる錦川に架かっている橋。何だかちょっと親近感。よくもまぁ、木造でこんな橋を作ったものだ。夕方だから少し涼しく、観光客もあんまりいなくて良かったです。帰宅は午後9時前。濃密な1泊2日の山口旅行でした。
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