彫心鏤骨
劇団公演の次は現役の全国大会と本公演アテルイです。通常であれば現役の本公演の稽古だけしておけば良いのですが、今年度は初の全国大会出場で、少し、いやかなり3月の予定がハードです。しかも本公演のアテルイはバチバチの殺陣があり、芝居そのものだけやってれば良い、というわけにはいかないので、大変です。全国大会の方は上演回数でいうと、地区大会、県大会、中国大会に続いて4回目なので、練度としてはあんまり問題ないと。だからとり急ぎアテルイの方を仕上げていきます。しかし「お芝居は周辺から崩れていく」というボクの持論に忠実に(笑)、脇を固める役者の欠席が目立ちます。主役級の役者は常日頃から体調管理や精神面での緊張感から体調を崩すことはあまりないのですが、「ボクが、私が、稽古にいなくても大丈夫だろう」と考えている連中が、体調を崩すのです。もう、アレです。イロイロ総合的に考えて「次の芝居には出れない」と考えた方が良いです。だからそんな役者はほおっておいて、稽古に来ている役者の芝居のレベルアップだけを考えて稽古をすることになります。セリフの言い方や動線、所作、目線、役者が芝居中に気を付けなければならないことは、多岐に渡ります。稽古を休んでいる暇は本当にないのです。そももそ本番まで時間がないわけですから。
Blogger Comment