清風明月

いよいよ本日、演劇集団ワークス第28回公演(旗上げ25周年記念公演)の幕が開きます。昨日は、最終通し稽古を行いました。もう、通し稽古前半はものすごくイイ感じでサクサク進行していきました。灯り・音・セリフ、どれをとってもこれまでの稽古での最高の芝居になっていました・・・・あるシーンまでは(笑)。それは、山下が電話を受けるシーンで起こりました。会話の相手方は主演の山G。ところが、山下が電話で話をしているのに、山Gが、いるべき場所にいない・・・。困った山下は、誰と会話してるか分からないまま、自分のセリフだけをしゃべることになります。・・・何だこれは?どうやら山Gが、自分の出るシーンじゃないと思って、袖に引っ込んでたらしいです。痛恨のミス!!ここから怒涛のミス連発です。ラストシーン近くの大人数がワチャワチャするシーン。リーサルウェポン砂田がやってくれました。彼お得意の「必殺セリフ飛ばし」が発動されてしまったのです。ものスゴイ勢いでセリフを言ってる役者諸氏は、一瞬「!?」となったあと、硬直(笑)。変な沈黙が流れます。ボクとしては、芝居の進行を止めてしまっても良かったのですが、「いや、ここは、奴らに・・・罰を与えよう」という悪魔的発想で、そのまま芝居を続行させました。すると、加賀が動きます。何とか芝居を動かそうと、彼女なりに考えたのでしょう。あるセリフを発します。しかし、そのセリフは、砂田がぶっ飛ばしたセリフの前のセリフです。ここからまたみんな大混乱になります。通常、セリフが飛んで(分からなくなって)しまったら、もうその次のセリフを言うべきなのですが、彼女は、してはならない悪魔的判断をしてしまったようです(笑)。ここにきて、「スベリ神、降臨ス。」です!!砂田は砂田で「加賀さん、あなたがセリフを間違ってるんですよ!!」と思い込んでいる(実際は砂田がA級戦犯!)ので、何と同じシーンをその後3回もループすることに(笑)。最終的には、おがっちゃんが強引に登場して、無限ループの呪いを解いてくれたのですが、もう、カオス。とても面白かったです。本番には「魔が棲んでいる」を地で行く感じの、最終通し稽古になりました。でも、今間違うのはいいのです。本番で間違えさえしなければ・・・・。さて、通し稽古後は、簡単な明日の打ち合わせをして解散しました。ボク自身は、映像の調整や音響の追加、会場付近のトイレの清掃など、やるべきことを全てやっていたら、12時を回っていました。いよいよ、本番です。頑張ります。とにかく面白い芝居に仕上がっているので、「コロナに打ち勝った証として」是非、ご来場ください!!

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