満を持して総裁レポート①

 いよいよ今週末に迫って参りました劇団旗上げ25周年記念公演「発表せよ!大本営!」。もうこの演目には本当にいろんな因縁があります。まずこれ、実は高校の演劇部で上演しようとしていたのが2021年3月。ところが、現役部員たちが『お客様にお見せできるレベルまで旨く創ることができない』という理由で、中止になってしまったイワクつきの台本です。正直、難易度がかなり高い演目ではあります。高校生にはちょっといろんな意味で難しいです。特に「笑いのセンス」が、旨い役者にしか表現できない「可笑し味」とでも言いましょうか。正直、当時の現役部員たちの力量ではちょっと太刀打ちできない内容ではありました。それを、劇団で上演することになったのは、まさに消去法でした。予想以上にキャスト希望者が集まってしまった結果、やむにやまれず、このイワクつき(もう完全に自分たちの責任ですが・・・)の演目に手を出してしまいました。お芝居の方向性としては真逆ですが、野田秀樹「エッグ」を超える難しさです。ある意味(笑)。台本だけ読むと、ものすごく面白いのですが、実際に演じてみると1月末くらいまで「ちょっとこれ大丈夫か?」という感じでした。先週からの通し稽古地獄(通称デスウィーク)で、いよいよ芝居が仕上がってきました。台本通り、面白くなってきました。さすがは、僕が信頼する「歴戦の劇団員たち」です。特に千田君や山下、ハイブー、高山はいぶし銀の旨さと面白さを見せつけてくれてます。主演の山Gも、役どころが分かってきたらしく、主役っぽくなってきました。リーサルウェポン的存在の砂田と、今回初出演の松永君が個人的にはとてもツボです。ハマる人はメチャクチャハマると思います(笑)。あとは中村・緒方・岡田の芝居がさらに洗練されてくれば、芝居の完成度がかなり上がると思います。心配なのが、加賀あかりの喉。今回、男役でいろいろと無理がたたっているらしく、喉をからしています。でも逆にそれが男っぽい?照明・音響もかなり馴染んできて、スムーズに場転が出来るようになってきました。200を超えるきっかけを照明担当川口さんが一人で裁いていきます。もう、桁外れ。さすがは元プロ。ボクには思いつかない明かりをいつも作ってくれます。続きは明日書きます!!







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