一口両舌

 昨年に引き続き、現役の地区大会の為に台本を書きました。書いてる時は、正直、実際に上演するときの事とか考えてない。とにかく書きなぐる。少々辻褄が合わなくても「まあ、よし」と気にせず、とりあえず書き上げることを優先する。だから、どんな明かりや音が『このシーン』に合うのだろうか?とかも、あんま考えてない。要するに、書いてる時のボクと、この台本を上演しようとするボクは、全くの別人なのです。だから、演出担当の生徒から「これはどのように演じさせるのですか?」とか言われても、知らんがな・・・ボクが書いたんじゃないし・・・いや、過去のボクが書いたんだけれども、そんなこと考えて書いてないから(笑)、というのがホントのところで。で、「よくこんなにたくさんセリフ書けたな、自分」と、シンプルに過去の自分に感心する。いや、本の完成度に対してじゃなくて、単純に「よくたくさん文字が書けましたで賞」という具合です。だって、ホントに学生時代にあんまり本とか読んでない(ダメじゃん)ので、作文とか小論文とか苦手だったし、何しろ、読書感想文とか、ホントに書けなかった。結局、本のあらすじをダラダラ書く奴でしたね。だから、よくもまあ、セリフをいろいろ書いたなと。本を書く時に一応決めてるのが、なるべく短いセリフにする、ということ。特に理由はないのですが、いつもこれだけは決めて書いてます。とにかくシンプルに、分かりやすく。・・・あれ?何の話だ?そうそう、だから、本を書いてるときのボクと、実際にお芝居を作る時のボクは違う人間だということで。だから劇団でも現役の稽古でも、試行錯誤しつつの稽古となります。さっきは「こうやれ」って言ったのに「それは違う」とか言われて、生徒も劇団員も混乱しています、いつも。でも、ボクも究極的には、よく分からずにお芝居を作ってるので、途中変更は上等じゃい!という広い心で稽古に参加してください(笑)。うん、それが言いたかった。で、今日は現役の地区大会舞台稽古でした。今回、大道具があまりないお芝居になってるので、テアトロシェルネで、しっかり通し稽古と調光卓を触らせてもらうことが出来ました。明日から2週間、中間テストのため現役諸氏の稽古はお休みです!


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