彫心鏤骨

 今回の芝居、2グループが同時展開でお芝居をするシーンがあります。それもかなり長い時間。これ、ボクが30年前に開発(笑)した方法で、同時にしゃべったりすることもあるのだけれど、それぞれがそれぞれでお芝居として成立していないと面白くない訳です。だから、それぞれが自然な感じのお芝居になるまで、かなりの小返しを繰り返します。その間、他の2グループはひたすら自分たちのパートの稽古をやるわけです。ある意味無駄がない。うん。さらに今回は、所謂「現代劇」なので、そこまで衣装で困ったり、殺陣の稽古に時間を費やしてしまい肝心のセリフ芝居の稽古がおろそかになる・・・なんてことがないのがせめてもの救い。しかし、時代設定としては1945年のアメリカなので、完全に現代劇ともいえない衣装なので、ちょっとだけ苦労するわけです。稽古場にはいろんな方から頂いた古着がたくさんあるので、基本的にはそこからチョイスして、他の役者とバランスが悪かったり、色味を考えたりして、レトロ風衣装をネットで注文したりもします。もう、基本ネットです。早いし安くていろんな色や種類もあります。本番1週間前でやっと全員の衣装がほぼ確定です。音響は新人ながら、6月公演に引き続いて良いセンスで着々とBGMが決まっていきます。あとは・・・ムービング関係です。今回、ムービングに詳しいスタッフが、ある検定と公演が被ってしまって、ボクが現場で明かりを作ることになりそうなのです。メチャクチャ不安。小屋入りしてから現場スタッフの方とリハーサルをやりながら、ムービングの明かりもボクが作ると・・・。果たして現場入りして、そんな時間があるのか?ある程度はムービングに詳しいスタッフが事前に作ってくれているのですが、結局現場で実際の当たりの調整をすることになるので、劇団の照明担当川口さんにちゃんとムービングのプログラム方法について聞いておかないといけません、ボクが。という感じで、超バタついてます。


Share on Google Plus
    Blogger Comment