着色進行

 舞台装置が組みあがって数週間。舞台上で櫓として使用している、工事用足場の処理に毎回困っているのです。要するに、舞台上でモロに『工事用足場』そのものにしか見えないのです。そりゃそうだ、もともとが工事用の足場だもの。前回のHISTORICAでは、黒ペンキで1本1本客席から見える工事用足場の支柱や手すりをハケを使って塗りたくったのですが、とてもめんどくさいのです。今回は、どうしようか?と。川口さんは「もう、この工事用足場の銀色を活かして(すでにあきらめてる?)、ちょっと汚したみたいな感じで黒っぽいスプレーをチョチョイと吹いとけばいいじゃん」と、照明の時に見せる緻密な雰囲気を全く感じさせないテキトーさで、アドバイスにならない助言をしてくれます(笑)。塗るなら真っ黒にしたい。かといってペンキはめんどくさい・・・。そこで川口さんの助言に従って、つや消し黒のスプレーを使用することにしました。やってみると、ペンキより全然楽。しかもコストもほとんど変わらないのです。面積の広いベニヤなどを塗るのにはスプレーは内容量が少ないし、色ムラが出やすいので不向きですが、立体や表面積が狭い物体を塗るのには、とても便利!ということが分かりました。ただし、すぐなくなるし、ラリりそうです(笑)。稽古場内がシンナーくさい。コロナでもあるし、換気をしながら吹き付けました。調子に乗って、足場の踏板にも吹き付けてみると、いい感じに着色出来ました。これで、照明が当たってもあんまり目立たないし、ハレーションも起こりにくいハズ!!




Share on Google Plus
    Blogger Comment