「振り返るともしそこに大型肉食獣がいたなら、ライオンと虎ではどっちがいいのだろう？」
いたならどうする？と言う危機に対しての対処ではなくでは無く、
いるならどっちがいい？と言う現実逃避的な思考が出てくる所に疲れを感じさせられるが疑問は解決しておかなければならない
さあライオンと虎とどっちだ？
どちらであろうと一緒だと言う人もいるだろう
確かに仮にどうしても断る事が出来ない状況で柔道の谷涼子と女子サッカーの澤に同時に告白された場合はどちらであろうが天を仰ぎ「ジーザス」とつぶやくしかないが、
言っても谷にせよ澤にせよ同じホモサピエンスと言うカテゴリーに属する同種には違いない
しかしながらライオンと虎では種が違う
言うの及ばずライオンはイヌ科で虎はネコ科でこの違いはデカい
事実「あなたは犬派？それとも猫派？」と言う質問でで俺と言う人格を決定しようとする人を何人も見た
俺の人となりを探ろうと思えば他にも「血液型は？」とか「ブラは付けて寝る派？それとも外して寝る派？」などあるにもかかわらずやはり「犬派？猫は？」が多い所をみるとやはり大きな問題なのだろう
俺はどちらかと言うと犬派である。しかも大型犬が好み
猫も美しいと思うが、犬の方が気安くナデさせて貰える確率が高いし触りごたえもある
しかも白目が少ない所など俺と共通している点もあり仲間意識が芽生える
かと言って振り向いた時にいたライオンが気安く撫でさせてくれるとは限らない
むしろ威嚇された場合はまだ猫科の方が組しやすいのではないだろうか？
たとえデカかろうとネコ科はネコ科
もしかすればネコジャラシ的な物で興味を引き、そのスキに逃げる事も可能かもしれない
それに同じネコ科であるヒョウは猫と同じように「ニャー」と鳴く事を考えれば虎も「ニャー」と鳴くかも知れない
あのデカい身体で「ニャー」ですよ。
そりゃあ悶えちゃいます。実際にそう鳴くとは知らないけど
牙を剥き出しにして威嚇してる癖に「ニャー」ですよ？
もう身体中掻きむしりますよ。実際にどんな鳴き声か聞いた事ないけど
しかも虎のお腹って真っ白なんだよ？
もし気持ち良く撫でさせてもらえるなら全身同色のライオンよりお腹の白い虎に申し訳ないけど気持ちが動きます
いや、ライオンには申し訳ないとは思ってます
ライオンにはライオンのいい所があって、
例えばあのタテガミに両手を突っ込んでモジャモジャしたい気持ちもあるが今回はライオンには泣いてもらいましょう
いやはや、まさかタバコを買いに立ち寄っただけでこんな危機的状況に陥るとは思わなかった
人間いつだって来るべき危機に備えるべきだなと心に刻みこみながら家に帰ったらタバコを取り忘れている事に気が付いた
ピンチはまだまだ続きそうだ
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