夏虫疑氷
稽古終了後、森が『芝居の本筋の稽古がもっとしたいです』と。なるほど、彼の話をじっくり聞いてようやく意味が分かりました。要するにネタの稽古が長いと。かずのぶとも同じような意見のようです。確かに笑いの方向に走りすぎているきらいがあるので、少しだけ、ネタを整理しようと思います。あと今一度、それぞれのキャラクターの性格と関係性を役者に伝えようと思います。分かって演じてるハズだ、と思っていたので、ボクの中で何かがから回っていたのかもしれません。それぞれの役を理解した上で芝居をする、なんて当たり前すぎて言う必要ないと思っていたのですが、よくよく考えてみたら、何がおかしいって、それぞれのキャラクターが立ってない。具体的には木坂・冠野・石田。で、良く考えてみたら、前回のエッグや前々回の僕たちの好きだった革命では、ボクや森など30代以上がメインキャラクターだったのである程度安定感があったのだと思います。今回は10代・20代の劇団員がメインなので、芝居が未熟なんだと思います。自分の勝手な思いだけで芝居をしてはいけません。根本的な問題として、森も含めて、お互いに信頼関係がないのがダメなんだと思います。でも、あと10回ちょっとの稽古で、仕上げたいと思います。
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