七転八倒
稽古でみんなもがいています。どうすれば面白くなるか、どうすれば観てくれる方に想いを伝えるか、本当に生みの苦しみです。劇団旗揚げのころは、『こんな風に演技するんだ!』と自ら役者に対してやって見せていました。まるで、伝統芸能の世界のような演出、いや演技指導をしていました。しかし、それでは本人の芝居の幅が広がらないし、第一創造力が付きません。結果として旨い役者にはなれないような気がするようになりました。主体性を重んじる演出。一歩間違えば放置プレイになってしまいそうですが、主体性と創造力がある役者にはこっちのほうがいいのだと思います。もっと、もっといい芝居が、かっこいい芝居ができる役者たちだと思います。今はダメだけど、あと1ヶ月で仕上げていきたいと思います。
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